ガン哲学外来

 今朝、ガン哲学外来という番組を見ました。かなり重症の方の集いらしいのですが、印象的だったのは、皆さんの明るいといっていいほどの爽やかな表情です。 ああ、やっぱりと思いました。
 葛藤や 闘病の苦しみが無くなっているわけではない。 以前、仮歯が合わなくて、本当に胃が何も受け付けなくなり、歯医者でも、胃腸科でも対処してもらえなかった時、ふらふらになって入院するしかないか、と思ったことがありました。オーバーに思えるかも知れませんが、2ヶ月ぐらいどうにもならない状態が続き、体力も精神的にも限界でした。そうしたら、それを見ていた息子たちまで、暗く深刻になってきて、これはまずいと思い、あの頃読んでいた、引き寄せの法則なるものを、使ってみようと思ったのです。大丈夫❕、絶対なんとかなるからって‼ 根拠は ないのですけど。  と、よく朝、何かすごく明るい 夢を見ました。心が若い頃にスライドしていて、懐かしい友がたくさん出てきて、先生までいる!  ああ、夢だったかと思ったものの、久しぶりにはずむような楽しい気持ちを思い出し、このままの気持ちでいいんじゃない?と思ったのです。 状況が深刻でも、どうしようもないなら、そんな気持ち、とりあわなきゃいい‼ 忘れていればいいって。 多分、それがきっかけで、状況が徐々に 好転していきました。あれから、2年たった今も、胃も歯も治ってはいませんが。歯は歯の方で、治療法とか、今は、別な病院まで探しています。胃は、食べ物の調理法を工夫して、なるべく生活に支障がないよう、あれこれ思考錯誤。   長くなってしまいましたが、状況を変えることはできなくても、心をそこに問題に置かないで、動けるできる可能性の方にもっていくと、違う展開が見えてくる、それで得るものは 必ずあること、お伝えしたかったのです。得るって、大きいですよ、お金で買えることではありませんから。  先ほどの、ガンを哲学外来の先生が、おっしゃっていました。どうせ、死ぬことが分かっているなら、今度は、人の為に生きて見ませんか?って。 泣けました。こんなことを言ってくださる勇気に❕、そして それがどれだけ その患者さんのその後を変えるかの可能性に❕❕